カテゴリ:腰痛
女性に多いのですが、長年横座りをしていると腰椎・骨盤が歪んで腰痛の原因になります。
先日も高齢の女性が100メートル歩くと腰が痛いとのことで来院されました。
整形外科で脊柱管狭窄症と診断されて2年間痛み止めの薬を服用しており、今後はブロック注射になるとのことです。
施術中に話をしていると、いつも同じ向きで横座りをしているとのことでした。
不自然な姿勢を長年つづけていると、筋肉のバランスが崩れて脊椎・腰椎・骨盤が縮んだ筋肉に引っ張られて変形してきます。
当院ではトリガーポイントを中心に縮んだ筋肉を緩め、変形した関節の可動域を少しずつ広げていきます。
また、自宅でできるストレッチやテニスボールを使ったマッサージを指導していきます。
年齢や痛くなった時期にもよりますが、概ね15回ぐらいの施術で痛みから解放されていきます。
脊柱管狭窄症と医師から診断されて手術を勧められた方々が、何人も当院の施術で痛みから解放されています。
悪い姿勢を長年続けた結果、脊柱周りや殿筋の筋肉が縮んで痛みを発生させています。
手術によって脊柱を正常の位置に戻しても、縮んだ筋肉がまた脊柱を歪めて脊柱管を狭窄します。
痛み止めの薬や注射は根本治療ではなく、一時的に痛みを止めるものです。
当院では原因を縮んだ筋肉と考え、トリガーポイント(筋硬結の一種)を主体に筋肉を緩めていき、動きの悪い脊椎に可動性をつけていきます。
60歳を超えると筋肉が40%落ちると言われています。
筋繊維の数が減るのではなく、筋肉が細くなって伸び縮みが悪くなってきます。
そのために筋肉内の非活性のトリガーポイントが活性化されて痛みが発生してきます。
80代の方でも週1回の施術で4か月から5ケ月で痛みから解放されています。
痛みで歩けなくなる前に当院の施術を一度試してみて下さい。
猛暑の夏が過ぎ、9月に入って急に寒くなってきました。
それと同時に腰痛、特に臀部通に悩む人が増えてきました。
殿筋の中でも中殿筋、小殿筋、梨状筋は大腿骨大転子に付着し、大殿筋や大腿方形筋は大転子近くの大腿骨に付着します。
これらの筋肉は歩くと動くため、殿筋にトリガーポイント(筋硬結の一種)がない人はいません。
当施術所の最年少患者は中学1年生ですが、すでに殿筋にトリガーポイントが発生しています。
ただトリガーポイントが活性化していないために、痛みを感じていません。
50歳過ぎ頃より急激な気温の変化に体がついていけず、その変化に慣れるのに時間がかかります。
そのために今回のような急激な気温低下で、トリガーポイントが活性化します。
当院ではセルフマッサージとして、テニスボールによる自己指圧を指導しています。
1年前より月に2,3回来院される70代後半の女性介護ヘルパーの話です。
子供の頃からの猫背で、疲れがたまると腰痛、肩こり、背中のこりがひどくなるので来院されています。
周りの人からも「背中が真っ直ぐになってきたね!」と言われていたそうですが、先日の健康診断で、1年前より身長が1センチ伸びたそうです。
施術の結果、姿勢が良くなってきたので健康診断の結果にでたのでしょう。
彼女は仕事がら腰痛、肩こり、背中のこりと症状があったのですが、その症状がでる前に来院してケアされていますので、この1年間は痛みから解放されています。
会社のとって大事な戦力で、まだまだ現役です。
脊柱管狭窄症と診断されて整形外科と接骨院に1年半通われたNさんが、症状の改善が思わしくないために来院されました。
100m歩くと腰が痛くなるとのこと。
80歳を過ぎた高齢のため、回復には時間がかかるかなあと思いましたが、殿筋と腰方形筋を中心に全身の筋肉を緩めたところ、帰りには痛みが無くなっていました。
週1回の施術を5回。スーパーまでの片道500mを歩いても腰が痛くならないとのことです。
今は月に1回、腰痛予防と身体のチェックのために来院されています。
当院に来院される高齢の方に、「まっすぐ歩けません。どうしてですか?」と聞かれたことがあります。「おそらく転倒するのが怖くて下を向いて歩いているのではないですか?顔を上にして少し前を見て歩いてみてください。スマホをしながら歩いている人もまっすぐ歩いていないでしょ。視線が大事です。できれば20メートルぐらい先を見て歩くのが理想です。」と答えました。
歳をとってくると、背中や腰が曲がって下を向いて歩く人が多くなってきます。
ウォーキングは健康維持のために大事ですが、まっすぐな姿勢で歩くように心掛けてください。悪い姿勢でウォーキングを続けていると、背中・腰・膝等に負担をかけて腰痛やひざ痛の原因にもなりかねません。
私は筋力が急激に衰えて関節が固くなってくる60歳からの健康維持には、①ウォーキング、②筋トレ、③ストレッチ、④ラジオ体操等の全身運動の4つが必要だとおもっています。皆さん頑張ってください。そして良い人生を送ってください。
坐骨神経痛は坐骨神経の走行に沿って殿部から大腿後側、下腿外側にかけて放散する痛みや痺れを生じさせる神経痛ですが、原因には椎間板ヘルニア等種々あります。
神経が圧迫された場合、運動神経、感覚神経、自律神経の3つがともに影響を受けなければならないのに、知覚神経(感覚神経)だけが障害を受けています。
神経そのものの問題というよりは、他の要因による「いわゆる坐骨神経痛」が非常に多いと感じています。
当院では中殿筋、小殿筋、梨状筋等の殿筋および腰方形筋等のトリガーポイントを緩めていきます。
収縮した筋肉が坐骨神経を圧迫して症状がでている方が多いからです。
先日も、「いわゆる坐骨神経痛」の症状を呈した方が来院されましたが、殿筋、腰方形筋のトリガーポイントを緩めているうちに大腿まで及んでいた痛み・痺れが消失していきました。
自分でするテニスボールマッサージを教え、1か月後に来院されましたが、痛みはでていません。
昨年夏から来院されている90代の女性の第一声です。
右手を上げるときに左手で補助しないと上げられないのです。
背骨を触診すると、肩甲骨の高さで右に曲がり、腰椎3番のあたりで左に曲がっています。右肩も上がっています。側弯症です。
さらに腰椎の大きく曲がっている個所の筋肉は、過去に圧迫骨折を起こした思われるように硬く大きなコブのようになっています。
右手を上げられるようになるのが本人の希望ですが、当院では部分施術はしていません。
身体全体のバランスを整えながら主訴の施術をしていきます。
幸い1回の施術で右手は上がるようになりましたが、首こり、肩こりによる頭痛、背中のこり、腰痛がありましたので継続して来院されています。
腰痛に関してはペインクリニックでの注射と薬の治療をしていましたが、1か月ぐらいで痛みから解放されたため、当院での施術に切り替えました。
現在、側弯症は40%ぐらい改善されています。それと同時に本人の身体の不調も改善されてきています。
高齢者の方が骨折治療のために病院で二週間ぐらい安静にしていると、寝たきりになると言われています。
筋肉は使わないと急激に衰えるのです。
筋肉は使わないと、細く、すじ張って伸び縮みが悪くなります。固くなるのです。
そして、関節周りは錆付いて動きが悪くなってきます。
腰痛、ひざ痛、肩こり、首こり等の原因にもなります。
昔スポーツをしていたからと言って、筋肉は貯筋されません。
それぞれの年齢、体力に合った動きを継続していかないと、身体がいう事を聞かなくなってきます。
気軽にできる事は、ウォーキングとラジオ体操です。
ラジオ体操は、日常生活で動かさない範囲にも関節を動かしますので、関節の錆付きを防ぎます。
筋肉・関節は動かさないと弱く固くなってきますので、自分が一生できると思える動きを継続していくことが大事だと思います。
60代からのスポーツでは、昔はこれくらいできたのだからという記憶を捨て、現在の自分の身体が訴えていることに耳を傾けることが大事だと思います。
頑張り過ぎたために腰痛や肩痛等を発症するケースもあります。
痛みをこらえて続けていけば、筋肉量や柔軟性が増して身体が強くなっていくと勘違いして、スポーツを止めた人もいます。
60過ぎは急激に筋肉量が減り、若い頃より40%ぐらい減ると言われています。
若い頃から継続していても、歳と共に筋肉量は減り体も固くなってきます。
ほとんどのスポーツでは同じ動きを繰り返すために、酷使する筋肉とあまり使わない筋肉とのバランスが悪くなってきます。
一生スポーツを楽しむためには、普段の基礎体力の維持と向上が必要です。
息の長いスポーツ選手は、スポーツの練習以外にストレッチや筋トレなどを地道に行っています。