まっすぐ歩けませんー視線が大事

当院に来院される高齢の方に、「まっすぐ歩けません。どうしてですか?」と聞かれたことがあります。「おそらく転倒するのが怖くて下を向いて歩いているのではないですか?顔を上にして少し前を見て歩いてみてください。スマホをしながら歩いている人もまっすぐ歩いていないでしょ。視線が大事です。できれば20メートルぐらい先を見て歩くのが理想です。」と答えました。

歳をとってくると、背中や腰が曲がって下を向いて歩く人が多くなってきます。

ウォーキングは健康維持のために大事ですが、まっすぐな姿勢で歩くように心掛けてください。悪い姿勢でウォーキングを続けていると、背中・腰・膝等に負担をかけて腰痛ひざ痛の原因にもなりかねません。

私は筋力が急激に衰えて関節が固くなってくる60歳からの健康維持には、①ウォーキング、②筋トレ、③ストレッチ、④ラジオ体操等の全身運動の4つが必要だとおもっています。皆さん頑張ってください。そして良い人生を送ってください。