院長ブログ

     カテゴリ:首こり、肩こり


洗濯物を干せるようになりました

右肩が痛くて洗濯物を干すのに一苦労するという患者さんのことです。

雑巾がけも肩が痛くて出来ないとのことです。

病院や接骨院で一年半ぐらい治療するも改善されず、当院に来院されました。

病院では五十肩と診断されるようですが、五十肩の原因はまだ十分にわかっていないようです。面白いことに70代・80代でも五十肩と診断されています。

60歳頃より急速に筋肉は老化していきます。

そうなると筋肉の伸び縮みが悪くなって、肩を動かすことに支障が生じてきます。

特に筋組織にトリガーポイントいう硬結が生じると、その箇所は伸びずに硬結の周りだけ伸ばされて余計に痛みがでます。

当院ではトリガーポイントを処置し、筋肉が正常に伸び縮みするように施術して痛みを取り除いていきます。

先ほどの患者さんは70代半ばですが、2週間に1回、7~8回の施術で痛みから解放されました。

背中が痛い

デスクワークでパソコン作業が日常的になった現在、背中が痛いと言って来院される方が多くなってきました。

そういう方々は、決まって首こり、肩こりがセットになっています。

パソコン作業で、首、肩、背中にストレスをかけ続けているためです。

疲れが溜まってきますと、寝ている時に寝返りでゴキッとやってしまい、翌朝首が回らなくなったり、背中が痛くて姿勢を維持しづらくなります。寝違いです。

寝違いをしてしまったら、2,3日は湿布で冷やすようにしてください。

炎症を起こしていますので、湿布が最優先です。

炎症を起こしている状態での痛めた部分への施術は、回復を遅らせます。

2,3日湿布をしても痛みが続くようでしたら、整体・マッサージで凝りをほぐしてください。

テニスボールを使ったセルフマッサージでもOKです。

 

ストレートネックと牽引

パソコンで一日中デスクワークをしている20代後半の方が来院しました。

症状は首痛、肩こり、頭痛、背中の痛みです。

レントゲンで医師からストレートネックと言われ、週3回の牽引を始めています。

本人は大変な病気になったと思って当院に来院しましたが、ストレートネックは病気ではなく、首周辺に負担をかけ続けて頸椎の弯曲がなくなった状態で、首を引っ張ったからといって矯正する効果はほとんどないでしょう。牽引で気分が悪くなる人もいます。

スマホを長時間使っていたり、パソコン作業が多かったりすると、背中が猫背気味になり、首が前に出てストレートネック状態になります。

同じ姿勢を続けていると身体の一部に負担をかけ、筋肉は硬くなってトリガーポイント(筋硬結の一種)が発生します。そして関節の動きも悪くなって固まってきます。

一日の終わりや週末に、疲れた首周りから肩甲骨にかけてのマッサージやストレッチなどを行って、硬くなった筋肉をゆるめて血行を良くすることが大事です。

車の運転でバックが見にくいです

1年ほど前から来院されているA(60才後半)さんが、初めて来院された時の言葉です。

今まで身体のケアを全然していなかったようで、首こり・肩こり・腰痛・ひざ痛と色々な症状を抱えていました。

車の運転でバックが見にくいという事で、首で可動域の一番大きい頸椎2番の拘縮だと想像できました。また、若い頃から右肩の上りが悪いという事も関係していました。

当院の施術は、全身施術をしながら本人の訴えを処理していきます。

全身の筋肉をほぐしながら、固くなった関節の可動域を広げていきます。

始めの3ケ月ぐらいでかなり改善され、現在は定期的に来院されて身体のケアをしています。

身長が1センチ伸びました

1年前より月に2,3回来院される70代後半の女性介護ヘルパーの話です。

子供の頃からの猫背で、疲れがたまると腰痛、肩こり、背中のこりがひどくなるので来院されています。

周りの人からも「背中が真っ直ぐになってきたね!」と言われていたそうですが、先日の健康診断で、1年前より身長が1センチ伸びたそうです。

施術の結果、姿勢が良くなってきたので健康診断の結果にでたのでしょう。

彼女は仕事がら腰痛、肩こり、背中のこりと症状があったのですが、その症状がでる前に来院してケアされていますので、この1年間は痛みから解放されています。

会社のとって大事な戦力で、まだまだ現役です。

手が上がりません

昨年夏から来院されている90代の女性の第一声です。

右手を上げるときに左手で補助しないと上げられないのです。

背骨を触診すると、肩甲骨の高さで右に曲がり、腰椎3番のあたりで左に曲がっています。右肩も上がっています。側弯症です。

さらに腰椎の大きく曲がっている個所の筋肉は、過去に圧迫骨折を起こした思われるように硬く大きなコブのようになっています。

右手を上げられるようになるのが本人の希望ですが、当院では部分施術はしていません。

身体全体のバランスを整えながら主訴の施術をしていきます。

幸い1回の施術で右手は上がるようになりましたが、首こり、肩こりによる頭痛背中のこり腰痛がありましたので継続して来院されています。

腰痛に関してはペインクリニックでの注射と薬の治療をしていましたが、1か月ぐらいで痛みから解放されたため、当院での施術に切り替えました。

現在、側弯症は40%ぐらい改善されています。それと同時に本人の身体の不調も改善されてきています。

整体・マッサージで改善される「めまい症状」

 

当院に来院される方でめまい症状を訴える人が何人かいます。

脳神経外科や耳鼻咽喉科などの検査で異常がない場合は、首こり・肩こりからのめまいが考えられます。

体重の約10%(5,6キロ)の頭を支える首と肩。横から見た時に耳と肩が垂直に一直線な姿勢が、首・肩に一番負担をかけない姿勢です。

街中で、頭が前に垂れてきて猫背になっている高齢者をよく見かけます。スマホのし過ぎでも同様な姿勢になります。

こういう姿勢を長い間維持していると、頭を支える首・肩・背中に強い緊張を生みます。そして首・肩・背中の筋肉にトリガーポイント(筋硬結の一種)が生じ、めまいや頭痛を引き起こします。また、首の横をとおる椎骨脳底動脈(頭蓋骨内に血液を送る)が、筋緊張で圧迫されても生じます。

人間は手を前に出してする作業が多く、どうしても頭を前に出す姿勢を取りがちです。

一日3回ぐらいは、これらの姿勢をリセットするストレッチやラジオ体操などの軽い運動が必要です。

なお、トリガーポイントが生じると個人でのストレッチや運動では症状を取るのが難しくなります。癒し系のマッサージでも取るのは難しいです。トリガーポイントを熟知している治療家に施術してもらうのが一番です。

老化とは体が固くなること

現在、肩の痛みを訴える人を何人か施術しています。

共通しているのは、皆さん60過ぎだということです。70代で整形外科で50肩と診断されて喜んでいる人もいますが、どうも60歳を超えると筋肉が急激に弱くなるために痛みが発生しているようです。

肩こりを併発している人もいます。

殿筋が弱くなったために、腰痛を発症する人もいます。

筋肉の強さはしなやかさです。

筋肉が弱くなるということは、細くなってしなやかさがなくなり固くなることです。

肩関節には三角筋などの筋肉が付着していますが、筋肉の伸びが悪いと痛みとして症状がでてきます。

肩関節は球関節のために色々な方向に動きます。

よく体を動かしている人でも、同じ作業やスポーツなどの動きは、あまり使わない側の筋肉が固くなってきます。

若い頃は筋肉の柔軟性があるために痛みませんが、老化とともに柔軟性が失せて痛みだします。痛いからと動かさない人もいますが、痛みがとれた時には関節は以前より拘縮しています。

対策は、普段使わない側に関節をよく動かすことです。

関節を動かすことにより肩関節を覆っている関節包の中の関節液の循環もよくなり、周りの腱や靭帯も緩んできます。

当院では、その他に筋肉のトリガーポイントにアプローチして痛みを軽減・除去し、他動運動により関節可動域を広げていきます。

老化とは身体が固くなること。関節周りをよく動かして若さを保ちましょう。

病は気から めまい

昔からよく言われていますが、最近つくづくそう思う事がありました。

めまい症状です。

一人の方は、2日ほどでめまいは自然に治ったとのこと。

もう一人の方は、2か所の内科と耳鼻科を受診されてもめまいが治まらないため、当院に来院されました。

当院に来院されたのは、めまい症状がでてから10日後です。

首こりからくるめまいのため、幸い当院での施術で治まりました。

そのお二人に共通していたのは、ご主人が2週間ほど入院治療されて、その退院後数日から1週間ぐらいで奥さんにめまい症状がでたことです。

看病疲れから解放されてほっとした時に、自分では気づいていなかった首こり・肩こりからめまい症状がでていたのです。