院長ブログ

     カテゴリ:ひざ痛


まっすぐ歩けませんー視線が大事

当院に来院される高齢の方に、「まっすぐ歩けません。どうしてですか?」と聞かれたことがあります。「おそらく転倒するのが怖くて下を向いて歩いているのではないですか?顔を上にして少し前を見て歩いてみてください。スマホをしながら歩いている人もまっすぐ歩いていないでしょ。視線が大事です。できれば20メートルぐらい先を見て歩くのが理想です。」と答えました。

歳をとってくると、背中や腰が曲がって下を向いて歩く人が多くなってきます。

ウォーキングは健康維持のために大事ですが、まっすぐな姿勢で歩くように心掛けてください。悪い姿勢でウォーキングを続けていると、背中・腰・膝等に負担をかけて腰痛ひざ痛の原因にもなりかねません。

私は筋力が急激に衰えて関節が固くなってくる60歳からの健康維持には、①ウォーキング、②筋トレ、③ストレッチ、④ラジオ体操等の全身運動の4つが必要だとおもっています。皆さん頑張ってください。そして良い人生を送ってください。

自分でするO脚改善 骨盤を閉じる

踵を付けて足先を90度に開いた直立の姿勢をとります。

次に踵を上げ、そしてゆっくりと踵を下してお尻を閉め、両膝を付けるように力を入れます。この姿勢を1分間持続します。1日3回行ってください。

O脚の人は骨盤が開き、膝も開いています。

膝関節が変形してくるため、ひざ痛にもなります。

この運動は衰えた大腿部の内転筋を強め、開いた骨盤を閉じるように矯正していきます。

変形した膝関節は、半月板もすり減っていると思われます。

無理な矯正は危険です。

筋肉バランスを整えて自然に関節が元の位置に戻るようにしましょう。

ひざ痛(変形性膝関節症)がある人は、施術事例(ひざ痛)に紹介した「膝ぶら体操」を実践してみてください。

筋肉を鍛えるには3か月以上かかります。頑張ってください。

筋肉は貯金(貯筋)できない

高齢者の方が骨折治療のために病院で二週間ぐらい安静にしていると、寝たきりになると言われています。

筋肉は使わないと急激に衰えるのです。

筋肉は使わないと、細く、すじ張って伸び縮みが悪くなります。固くなるのです。

そして、関節周りは錆付いて動きが悪くなってきます。

腰痛、ひざ痛、肩こり、首こり等の原因にもなります。

昔スポーツをしていたからと言って、筋肉は貯筋されません。

それぞれの年齢、体力に合った動きを継続していかないと、身体がいう事を聞かなくなってきます。

気軽にできる事は、ウォーキングとラジオ体操です。

ラジオ体操は、日常生活で動かさない範囲にも関節を動かしますので、関節の錆付きを防ぎます。

筋肉・関節は動かさないと弱く固くなってきますので、自分が一生できると思える動きを継続していくことが大事だと思います。