事例5:骨折・脳梗塞等の後遺症

骨折の後遺症、脳梗塞・脳溢血の後遺症、スポーツ障害の後遺症などは、関節に付着する筋・腱が固くなって動きが悪くなるために生じます。

筋肉は動かさないと固く、すじ張ってきます。

「さくら身体均整院」ではトリガーポイントを中心に筋・腱を緩め、他動運動を加えることにより、少しずつ関節の可動域を広げていきます。

 

事例5-1:80代女性Aさん|脳梗塞の後遺症

10年ほど前に脳梗塞で左半身付随。杖をついての歩行。

肩こりで来院されていたのですが、施術のついでに左腕と左脚の可動域を広げる運動法を行っていました。

10年も放っておりましたが、挙がらなかった左腕は上まで挙がるようになりました。

左脚は少し動きが良くなった程度です。

早い時期に施術をしていれば、もっと改善したと思われます。

事例5-2:70代女性Bさん|脊椎圧迫骨折、腰痛

3年前に他人に倒れ込まれて脊椎圧迫骨折。

3年前の骨折ですが、4か月の施術でボコッと出っ張っていた骨折箇所が、見た目でも分からない程度になり腰痛も治まりました。

事例5-3:80代女性Cさん|脊椎圧迫骨折、腰痛

深夜、寝ぼけ眼でトイレに行く時に脊椎圧迫骨折。

骨折箇所の出っ張りと、そこから骨盤にかけての腰椎の大きな歪み。

骨折4か月後からの施術。施術後3か月で腰椎の歪みは取れ、その後2か月で骨折箇所の出っ張りも元の1/3程度になりました。腰痛もなくなりました。

事例5-4:60代男性Dさん|脊柱管狭窄症、外反母趾、腰痛、首こり

20年前からハーフマラソンに参加するため、週6日、6キロの走り込みと腹筋・腕立て・スクワットの筋トレを始める。

Dさんの腰痛・首こりは施術をすれば楽になりますが、走り過ぎの影響による外反母趾、脊柱管狭窄症、それによる腰痛・首こりですので、トレーニングの仕方についてもアドバイスをしています。

走るのが好なDさんは、「自分は走らないといられない。病気です!」と自分のことをよく分かっておられます。

私の持論は、「スポーツは体に悪い。体が良いからスポーツができる。その体づくりを地道にしないでスポーツをし過ぎると、偏った体の使い方をして体を壊す。」です。

学生時代の体育は、文字通り体を育てるためにいろいろな運動をしています。

事例5-5:80代女性Eさん|大腿骨頸骨折

80代後半のEさんは、夜ベッドから落ちて大腿骨頸を骨折し、人工関の手術をしました。

寝たきりにならないため、手術2日後には歩行練習を始めたとのことです。

臀部、大腿部が痛いとのことで、退院1か月後から出張施術を始めました。骨折箇所を中心に臀部から大腿にかけて筋肉の拘縮があり、そのために動かすと痛みがでていました。

硬くなった筋肉を緩め、関節に少しずつ動きをつけていきますが、Eさんの場合は6割程度の回復でした。

高齢になると、本人がもうこれくらいで良いという気持ちが強くなり、期待通りの改善が難しくなってきます。